株式会社アパマンプラザ 〒064-0809 札幌市中央区南9条西4丁目1-12 お客様駐車場完備
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第九の鉄人 | 神奈川県厚木市在住 S.M.(不動産コンサルタント) | |
"裏を見せ、表を見せて散るもみじ。 :男は黙ってソーシャルクライム。" |
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"メンタルヘルスセミナーで日本人の男性は一人で問題を抱え込んで自殺してしまう、という話を聞いてからこれが世代間のパーセプションギャップの原因かもしれないなあと思いました。今回の題目は誰の言葉か忘れましたが、人間年をとるとかっこいいところばかり見せてられないので弱い所も見せながら自然体で老いて行きなさいというような話だったように記憶しています。たぶん、日本人の男性にはできないからこう言われたのでしょう。 とにかく、傍目八目と言いますが団塊の世代の自己認識と団塊ジュニアの親のファイナンスの状態に対する認識が第三者である私から見てあまりに異なるので驚きます。ジュニアの皆さん、一度親とじっくり話をした方が良いですよ、親が平然としていても実は家計は火の車なんてよくある話です。親に突然自宅を売って田舎に帰ると言われても困るでしょう。私の知人にも定年後幸い田舎に両親の家が残っていて帰られた方が何人かおられます。酒の席では本人も気が緩むのでしょう、正直これで老後の資金の目処がついたとぽろっと言われるものです。まあ、昔は子供の数が多かったので親の家が相続できるというのは恵まれた方々だと思います。 さすがにまだ生活費の捻出の為だけに家を売ったという団塊の世代の人は知りませんが、おそらく時間の問題でしょう。 私は家族をミスリードしてはまずいので、最近はファイナンスの透明性には心がけていますが、人間悪い事は隠したいもので、どん底の時は親に隠していました。偉そうな事は言えません、おそらく両親も状態が悪いほど隠していると思った方が良いでしょう。 まあ、親が弱みを見せる事ができるような雰囲気を作るのも重要な事かもしれません、私の父など年をとって弱みを見せるのはいやだと公言していましたが、戦中戦後のこの世代の日本人男性の特徴なのでしょう。 まあ、そういう事で団塊ジュニアの皆さん、家族の置かれた状態をしっかり把握しましょう。現状認識を誤ると目標を誤ります。おそらく、家計はあなたが思っているほどよくありません。しかし、そういう危機感こそ飛躍のバネになる事を忘れないでください。 しみじみとしてしまったので、ちょっと嫌な話をしましょう。 トヨタがレクサス店を作るそうです。いやあ、やっと国産車にもクラス社会が到来しました。この店を単なる高級ブランドのチャンネルと思っている人はウエルブレッドではありません。高級車を買うだけならトヨタ店で十分です。この店の価値は少なくとも社会階層の中から上のお客しか来ないという事にあります。おそらくレクサス店は貧困層と接したくない富裕層でにぎわう事でしょう。まあ、人間は平等だと信じて育った人達には失礼な話なのですが、こういう富裕層の人がけっこう多いのです。 貧困層は人間は全てが平等だと思い、富裕層は人間は法の前のみに平等だと思っている、この非対称は客観的に見ると滑稽であり、哀れなものです。 レクサス店に関して意見を求められた時、このような事を話したのですが、こんな富裕層には常識の事が、聞いた方には全く理解できなかったようです。目隠ししてレクサスとマジェスタの後席に乗って車を言い当てる自信が有りますか?もはやそういうフィジカルな品質のレベルの話では無いのです。 しかし、最初のフェアはどうやって富裕層だけに招待状を送るのか興味深いですね。まあ、発表会に場違いの人がたくさん来たら終わりでしょう。 以前、資本主義の行き着く先はインドという事で、インドの富裕層が物乞いを見たくもないと言って空港までヘリコプターで移動するという話は紹介したと思いますが、これが奢れる人間の現実です。日本でもかわいい話ですが同じような理由で公共交通機関に乗られない女性は多いものです。 読者の中には、こういう話をだいぶ不快に感じられる方もいるのではないかと思います。しかし、これは事実です。こういう中にあって、何時の時代も男は努力してソーシャルクライムしたものです。まあ、間違っても短絡的にバックグラウンドも無いのに高級車など買わない事です。そんなもので逆玉に乗れる確立は宝くじと同じです。 貧困層を見下す富裕層とやたら平等を主張する貧困層、私はこの両者共嫌いですが、実るほど頭を垂れる稲穂かな。とは人間なかなか行きません。敵を潰す時は、敵の得意な所を叩くのです。レゾンデートルを叩かれた犬は二度とその相手に向かって吼える事はありません。今回は、衣の下に鎧が少し見えてしまったかもしれませんね。" |