高校の時から僕は一人暮らしというものに憧れをもっていました。しかしいざその準備に取り掛かると、親はマンションに住むことに反対したんです。初期投資にお金がかかる事。一人でもちゃんと食事を作るかということ。この2つが大きな理由でした。そんなわけで、大学にそこそこ近い学生会館に新居が決まってしまいました。結局、ドラマに出てきそうな理想の一人暮らしをすることは叶わなかったのですが、学生会館に住み始めてから約1年がたって、今ではよい選択だったと思っています。
というのもまず、何も言わなくても立派な食事が出てくるということ。これは学生会館の最大のメリットだと思います。特に僕のところは栄養士さんが献立を作っているらしく、栄養面も考慮されていたのでありがたかったです。生ゴミが出ないということも利点でしょう。次に、家具をそろえる必要がなかったということ。机、椅子、ベッド、冷蔵庫がすでに備え付けてあり、洗濯機もコイン式のものが共用スペースにあったので、大がかりな買い物は特に必要ありませんでした。そして案外うれしいのが大浴場です。学生会館ならどこでも、というわけではないみたいですが、僕の住んでいるところはシャワールームとは別に大浴場が付いており、毎晩足を延ばして湯船につかる事が出来たのです。ほかの人と利用時間がかぶることはめったになかったので、いつも一人占めすることができました。そして最後に、隣人がみんな大学生というのも気楽でした。たまに迷惑を被ることもありますがそれはお互いさま。入学式前に友達をつくることができました。
門限も特になく、実に快適な環境だと思います。
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