不動産競売
札幌は明日から北海道神宮祭です。中島公園は縁日の市の会場です。
大勢の人々が毎年夜遅くまで訪れて賑わっております。
話は変わりますが、先日首都圏の投資家Mさんから所有されている札幌のマンションのことで
相談を受けました。 Mさんとはもう15年来の付き合いになります。
所有されているマンションが不動産競売に掛けられると言うのです。
元々Mさんも札幌地方裁判所の不動産競売で落札され所有した物件でした。抵当権は付いて
いません。
管理費等を相当期間滞納されて現在賃貸中の物件です。入居されている人は全く問題の
ない人で賃料は毎月滞りなく入ってきているようです。投資物件としては何等問題がないの
ですが、以前管理会社と管理費等の件でMさんがもめた事があり、それから管理費等を支払っ
ていなかったようです。
管理組合側の弁護士から管理費等請求の督促状が来て放っておいたようで、その後、競売
開始決定の通知書がきたとのこと。
私は管理組合の役員として管理費等の長期高額滞納者に、その請求訴訟を行い勝訴判決を
得てから競売裁判を行い競売したことは何回かありました。
今回は競売に掛けられた債務者の側の相談になります。立場は逆です。
裁判所から送られてきた書類をFAXで受け取り、一通り目を通しました。
相手側のX弁護士は、私が知っている弁護士でした。 X氏はaboutな感じですすめるイメージ
がありました。
書類をチェックするとaboutな内容でした。
これだったら異議申し立てをして競売を中止させることができると感じました。
関係のある書籍を何冊か読み、区分所有法・管理規約・判例などにも目を通し大きな問題が
2つ見つかり、要点をまとめてMさんにメールしました。
今から4年前にもMさんは別のマンションで管理費滞納の請求訴訟を受けたことがありました。
相手側は弁護士を立てていたのですが、被告のMさんが勝ちました。
その時も私が相談に乗ってあげたました。 Mさんはそれ以来、裁判を楽しむ所があるようです。
他にも原告として裁判を行って勝っています。
今回の競売も恐らく異議申し立てが通り取下げになることでしょう。
裁判は正しい者が勝つとは限らず、法律を知っている者が勝ちます。
法律を知ることは、生活する上でとても役に立ち、無駄な争いが少なくなります。
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