札幌簡易裁判所での裁判
今日の札幌は午前中、天気が良かったが午後から荒れて吹雪、視界が非常に悪かった。
今日の出来事は簡易裁判所での裁判だろう。
アパマンプラザで賃貸管理している中央区分譲マンションの一室の退去後の『原状回復
費用請求事件』入居者がペット(猫)を飼育していた。これは賃貸借契約違反で内装工事や
ルームクリーニング費用等の請求訴訟を行った。
札幌簡易裁判所
カーペットや畳に付いた染み(猫の尿など)・引っ掻きキズ・壁の汚れ・室内に染み込んだ猫の臭いなど
リフォーム費用を退去者は支払わなく、保証人も支払う意思無し。
賃借人・連帯保証人に内容証明書を出したが、賃借人より弁護士を通じて支払わないとの
文書が届いた。
私は裁判はあまり良い解決法ではないと思うが、所有者と相談して裁判することにした。
所有者は東京在住の女性で、今後の賃貸経営の勉強にもなると費用はかかってもしょうが
ないとのこと。
相手側の賃借人は弁護士と相談して都合の良い文書を送ってきた。
相手に弁護士が付いているのならやりがいがあると私も『やる気満々』
訴状その他の手続代理人は、いつもお世話になっているT司法書士にお願いした。
本日の午後3時からの口頭弁論。今回の法定は円卓、司法委員・裁判官は1通り説明して
和解を勧める。
被告をドアの外に待たせて司法委員・司法書士・私とで激しいやり取りが30分位行われた。
司法委員がかなり厳しい和解案を提示してきたので私は司法委員に「本当に和解させようと
考えているのですか」と言った。私はいつにも況して気合が入っていた。
司法委員・司法書士・私は、かなりエネルギーを使い打開策がないまま被告人の考えも聞こう
と言うことになった。
和解案には満足していないところもあるが、この裁判を半年も掛けて判決をもらっても
原告被告とも得策でないのでお互い妥協して1回目の口頭弁論で和解となった。
裁判はとても勉強になる。主張するところはしっかり主張しなければ。
裁判所に近いマンション 札幌第一パークハイツ